選んではいけない成長がある
売上は伸びたのに、利益が残らない。
人を増やしたのに、社長の時間が減らない。
新しい仕事を取るほど、会社が重くなる。
それは、努力不足ではなく、
自社に合わない成長を選んでしまっているからかもしれません。
強み経営®は、社長の日々の選び方・迷い方・反応の出方を観測し、
会社の仕組みとのズレを整えながら、
自社に合う成長を実現するための実践体系です。
なぜ売上が伸びるほど経営は重くなるのか
多くの企業は、規模の拡大を成長だと考えます。
売上を伸ばし、人を増やし、拠点を広げていく。
しかし現実には、規模が大きくなるほど、経営が重くなることがあります。
利益は増えない。
キャッシュは残らない。
経営者は忙しくなる。
判断は遅くなる。
社員は増えたのに、社長の負担は減らない。
その結果、企業は次第にこうなります。
売上はあるのに、自由がない会社。
これは経営者の能力の問題ではありません。
多くの場合、原因は売上不足ではなく、
社長の日々の判断と、会社の仕組みが噛み合わなくなっていることにあります。
売上を伸ばすほど、商品・顧客・価格・人材・資金のズレが大きくなり、
経営が重くなることがあります。
このズレを見直す手がかりが、TSUYOMIです。
TSUYOMIという考え方
強み経営®では、経営者の日々の判断と、会社の仕組みとのズレを見直すために、
TSUYOMI(ツヨミ) という考え方を用います。
TSUYOMIとは、経営者の生活上の個性や習慣を表す言葉ではありません。
性格、才能、商品特徴、趣味嗜好、一般的な意味での「強み」とも異なります。
TSUYOMIとは、社長が日々の経営で、
何を選ぶのか。
何を避けるのか。
どこで迷うのか。
何に違和感を持つのか。
どこで決断するのか。
その繰り返しに現れる傾向を、日々の経営実務の中で観測するための概念です。
TSUYOMIは、よいものでも悪いものでもありません。
会社の仕組みと噛み合えば利益に変わり、
噛み合わなければ経営を重くする要因になります。
強みは「探すもの」ではない
多くの経営論はこう言います。
自社の強みを分析し、それを活かせ。
しかし現実には、多くの経営者はこう感じています。
強みと言われても、よく分からない。
それは当然です。
強みは、会社の中から単に探し出すものではありません。
技術、顧客基盤、商品、ノウハウは、たしかに経営資源です。
しかし、経営資源は、それだけでは強みになりません。
経営者が何を選び、何を避け、どの顧客に、どの形で価値を届けるのか。
その判断と会社の仕組みが嚙み合って初めて、資源は利益に変わります。
強みとは、資源そのものではなく、
TSUYOMIと会社の仕組みが噛み合い、
経営資源が利益に変わっている状態です。
強み経営®とは何か
強み経営®とは、
TSUYOMIを手がかりに、
会社の仕組みとのズレを見つけ、整え、
自社に合う成長を実現するための実践体系です。
ここでいう強み経営®は、
一般的な「自社の強み分析」や、
SWOT分析・VRIO分析による経営資源の整理とは異なります。
詳しくは、強み経営®とは|一般的な強み分析との違いをご覧ください。
強み経営®では、まず社長の日々の判断を観測します。
そこから、選び方・迷い方・反応の出方に繰り返し現れる傾向を見ます。
次に、それが会社の仕組みと噛み合っているかを確認します。
商品。
顧客。
価格。
営業。
業務。
人材。
資金。
時間の使い方。
これらが噛み合うと、会社は軽くなります。
利益が残り、キャッシュが残り、社長が重要判断に集中できるようになります。
これが、強み経営®が目指す「自社に合う成長」です。
会社をただ大きくするのではなく、利益・キャッシュ・時間自由が高まる成長です。
ことばの意味
| ことば | 意味 |
| TSUYOMI | 社長の日々の選び方・迷い方・反応の出方に繰り返し現れる傾向を観測するための実務概念 |
| 強み | TSUYOMIと会社の仕組みが噛み合い、経営資源が利益に変わっている状態 |
| 強み経営®(Tsuyomi Management) | TSUYOMIと会社の仕組みとのズレを見つけ、整え、自社に合う成長を実現する実践体系 |
| 自社に合う成長 | 利益・キャッシュ・社長の時間自由が高まり、会社の仕組みと無理なく噛み合う成長 |
| SmallBiz | 自社に合う成長を通じて、経営密度が高まった企業モデル |
※強み経営®は、一般的な「自社の強み分析」やSWOT分析・VRIO分析を指す言葉ではありません。
成長には二つの形がある
企業の成長には、大きく二つの形があります。
規模成長
売上、従業員数、拠点数を拡大していく成長です。
密度成長
利益率、資本効率、判断速度、キャッシュ余力、時間的自由など、
経営の密度を高めていく成長です。
強み経営®は、規模成長を否定しません。
しかし、売上や人数を増やしても、
利益・キャッシュ・時間自由が増えないなら、
それは必ずしも、自社に合う成長とは言えません。
強み経営®が重視するのは、
社長の日々の判断と会社の仕組みを噛み合わせ、
利益・キャッシュ・時間自由が高めていく密度成長です。
SmallBizとは何か
SmallBizとは、単に規模の小さな会社ではありません。
強み経営®では、
自社に合う成長を通じて、
利益・キャッシュ・社長の時間自由が高まった企業モデルを、
SmallBizと呼びます。
SmallBizでは、判断と組織の距離が短く、
少ない資源で高い利益を生み、
キャッシュを残し、
経営者が重要判断に集中できます。
SmallBizの本質は、規模の大小ではなく経営密度にあります。
自社に合う成長を通じて、利益・キャッシュ・時間自由を高めていきます。
成長モデルの違い
| 比較の観点 | 規模成長に偏った企業 | SmallBiz型の企業 |
| 経営の目的 | 売上・人数・拠点の拡大を優先する | 利益・キャッシュ・時間自由を高める |
| 成長の考え方 | 大きくすることを成長と捉える | 経営密度を高めることを成長と捉える |
| TSUYOMI | 社長の日々の判断が、場当たり的に会社へ影響しやすい | 判断に現れる傾向を観測し、会社の仕組みを整える |
| 会社の仕組み | 社長が現場対応に追われやすい | 社長が重要判断に集中しやすい |
| 資金 | 資金繰りに追われやすい | キャッシュ余力を持ちやすい |
| 判断の共有 | 判断の基準が社長の中に留まりやすい | 判断の基準が言語化され、組織に伝わっている |
| 顧客・市場 | 顧客要望に引っ張られやすい | 自社が価値を出せる顧客を選ぶ |
強み経営®を実践する
強み経営®は、TSUYOMIを観測することから始まります。
社長が何を選び、何を避け、何に違和感を持ち、どこで迷うのか。
その繰り返しを記録し、日々の判断に現れる傾向を見ていきます。
次に、その傾向が会社の仕組みと噛み合っているかを確認します。
商品、顧客、価格、営業、業務、人材、資金、時間の使い方。
どこにズレがあるのかを見直し、少しずつ整えていきます。
その積み重ねによって、会社は少しずつ軽くなり、
自社に合う成長へ近づいていきます。
経営者は、もっと自由になれる
経営者の自由とは、仕事から逃れることではありません。
資金繰りに追われず、
現場対応に埋没せず、
業界の常識や競合の動きに振り回されず、
自分が本当に下すべき判断に集中できることです。
利益が残ること。
キャッシュが残ること。
そして、経営者が重要判断に集中できること。
強み経営®は、TSUYOMIを手がかりに会社の仕組みを整え、
自社に合う成長を通じて、利益・キャッシュ・時間自由を高めていく実践体系です。
TSUYOMIを観測する
TSUYOMIそのものを、直接見ることはできません。
しかし、社長が日々の経営で、何を選び、何を避け、何に違和感を持ち、どこで迷うのか。
その繰り返しを記録することで、日々の判断に現れる傾向を観測することができます。
TSUYOMI観測は、社長の判断を分類するためのものではありません。
会社の仕組みとのズレを見つけ、自社に合う成長を見極めるための第一歩です。
観測を重ねることで、商品、顧客、価格、営業、業務、人材、資金、時間の使い方の
どこにズレが生じているのかを確認し、
強み経営®の実践へつなげていきます。
TSUYOMI観測ツールを準備中です。
TSUYOMI観測ツールでは、日々の判断を短く記録し、
自社に合う成長の手がかりを見える化していく予定です。